こんにちは!ananです。
「技ありっ!素敵☆BOOK26」は白押さえを技ありっ!に使用したご本を紹介します????
サークル名:眠る魚/PN.おさかな 様(pixiv/twitter)
こちらは「METALサンバ」でご注文いただきました。
ミラックス紙らしいきらきら感と白押さえの対比が決まってますね。
背景のイルミネーションと瞳がやわらかにきらめいてとても素敵です????
白押さえ、背景のグラデーションはグレースケールにトーンを重ねている感じでしょうか?
実際の本を拝見して「なにか雪のような粒子感のある表現がされてるな~」と思っていましたが、これは白押さえだったんですね❄
トーンレベルの大きさでも、濃淡があればパッとわかるほどカラーにも影響するのは意外でした。勉強になります…!
それからとても印象的な瞳の部分!「自分が描く目の塗りがキラキラしてるので、特殊加工でも目をキラキラさせたいと常々思っている」という作家様談の通り、瞳だけ白押さえを抜くことで通常の印刷では出せない高彩度が再現されています✨
ミラックス特有の光の反射をみごとに生かした表現方法ですね!
ただ作家様は
「目のハイライトの部分には白押さえを置いた方が良かった。」「反射させない時闇堕ちしたみたいな目になってしまいましたので、次特殊な紙を使う時はちゃんとハイライトに白押さえを入れようと学びました。」
とも仰っていましたので、ご使用の方は反射しない時のことも想像して作られるといいのかもしれません。
表4は絵柄に合わせて抜きつつも全面に白押さえが敷かれています。
カラー部分の輝きを引き立たせるマットな白みが良いですね。
この白色、実は白押さえだけの効果ではなくPP加工が一役買っています。
「METALサンバの標準仕様はクリアPPでしたが、クリアPPでは反射が眩しすぎて目が潰れてしまうのでマットPPに変更しました。マットPPに変更した事により全体的にふんわり反射して優しい雰囲気になりました。」(作家様)
という事で、こちらはマットPPを使用していました!????
クリアPPでの全面白押さえもツヤがあって綺麗ですが、マットPPでもシルクのような滑らかさがあって素敵です。
METALサンバでのマットPPには少し一長一短がありまして、
明るめの色は大丈夫ですが「白押さえ100%+暗い濃い色」を使うとミラックス紙特有のキラキラをほぼ感じられなくなることがままあります。
もちろん今回のように効果的な仕上がりになることも多いので、データごとの濃度や色配分を工夫して使っていただけると嬉しいです????
今回使用した「マットPP」はオプションとして承りました。
100部までは4000円、200部までは6000円。
以降は100部ごとに+2000円といった形です。(※紙種・セットによって例外アリ)
今はほとんどの商品にマットPPを標準仕様としてご用意しているので、このオプションを使う機会は少ないかもですね。
ともあれMETALサンバを楽しく使う方法の一つとして、「マットPP」もアリだな~と思ってもらえれば幸いです。
ではでは!次回もお楽しみに~☆
★今回の仕様
【セット】METALサンバ
【オプション】マットPP加工

この記事を書いた人
はじめまして!栄光スタッフ・ananです。趣味のお絵かきをしつつ、皆さんの同人誌や印刷物を精一杯お作りしていきます(^▽^)