おしえて!紙原稿でつかう道具の話

こんにちは!ananです😃
今回はまだまだ需要のある「紙原稿」の質問についてお答えしていきます📝

デジタルで原稿を作成するのがスタンダードになった今だからこそ、
「学校で部誌用に紙の原稿用紙を渡されたけど、使い方が分からない」
なんて方もいらっしゃるようです🙈

正しい【紙原稿の作り方】はHPに載せていますが
説明からは読み取りにくい内容についてご質問があったので、
その中から少しだけご案内しちゃいます。

紙原稿は一度印刷会社へ送ってしまうとご自身での修正が難しいもの。
既に何度かアナログ原稿を作成されている方も、
自分の原稿との間違い探しだと思って、改めてご覧ください🧐


Q.カラー表紙の原稿用紙は、本文と同じものをつかってもいい?
A.裏返して使うなら、同じでも大丈夫です。

これは初めてさんがよくやっちゃう間違いです。
本文原稿の表側には、内枠線や断ち切り位置が水色の線で描かれていますよね?
モノクロの原稿では水色の線はスキャン時に白く飛んで見えなくなりますが、
カラーの場合はそうはいきません。だって水色「色(カラー)」なので。

考えてみれば当然のことではあるのですが、案外気づかず描いてしまうんですよね。
残念ながら原稿用紙の線は、印刷したら消える魔法の線ではないのです😢

一番いいのはカラー用原稿用紙を使うことなんですが、
もしモノクロ用原稿用紙にカラー原稿を書くのであれば、裏に描きましょう↩
光に透かして、四隅のトンボだけ黒で書いておけばなお良いです。
もしくは別の紙に書いたものを貼り付けてもOKですよ~。
(⚠塗り足し不足と貼り込みのシワにお気をつけください)

Q.鉛筆・コピックの質感が好き!この画材で本文原稿を作っていい?
A.どちらもモノクロ原稿には向かない画材です。再現できないのでお控えください。

これは初めてでも慣れた方でも特に多い!😱
鉛筆やシャーペン、コピックなどで
トーンの代わりにグレーの部分を表現した原稿。
かなりの頻度でご入稿いただきますが、コレ、ホント、だめです…😫😫💥

ここでご紹介!「よくある!💥モノクロ原稿に適さない画材たち」!

★鉛筆
薄い線は印刷に出ません。普通の濃さでもかすれます。
また、黒インクのペンと併用されると普通の濃さでも印刷できません。
かなり濃く書いているのであればなんとかOK。

★コピックコピックはカラーインクです。
わかります、CとかTとかNとかWとか、グレーに見えますよね😥
でもあれ、水色の線と同じカラーインクです。
なので白黒印刷では再現できませんし、薄い色は印刷に出ません。
濃い色は潰れて黒になってしまいます。
※どうしても使う場合の対処法は下記でご案内します。

★デジタル出力のグレー
インクジェット出力のグレーはカラーインクです。
最近増えてきた
「PCなどで描いたイラストを出力(プリントアウト)した原稿」
ですが、インクジェット出力はグレーの再現時にマゼンタ等も使います。
なのでコピック同様、白黒印刷では再現できませんし、薄い色は印刷に出ません😢
紙に出力する場合は二値化(白黒化)またはトーン化が必要です。
紙に出力せず、グレスケでデータ入稿すれば再現は可能です。

★ボールペン、薄墨
「黒墨が問題ないんだから、薄墨もダイジョブでしょ」とお思いの方~!⚡
だめです。薄墨はグレー、モノクロ原稿にグレーの概念はないと思ってください。
原稿は黒or白の表現のみでお願いします。
ボールペンは線が真っ黒に描けてさえいれば問題ありませんが、
消しゴムをかけると薄くなってしまうこともあるので
原稿を送る前によく確認してご入稿下さい。

こういった画材を使った原稿は、1枚1枚の絵柄に合わせて
スキャンの濃度を調整しなければならないうえ、
それだけの手間と時間をかけても原稿通りに再現はされません😭
作家様も一生懸命描いた原稿が、きれいに印刷されないと悲しいですよね。

「え~?でもツイッターで鉛筆やコピックを使った紙原稿を見たよ!🤔」
という方もいるかと思います。
そこですよねえ、正直私も見たことあるし、知ってます。
でもそういう方は恐らくご自分でスキャニングや閾値の調整をされて、
データ原稿としてご入稿くださっているのだと思います。

↑グレースケールで取り込んだ例

上記の画材を使った場合でも複合機などで取り込んで、
ご自分でグレースケール・もしくは二値形式のデータ原稿にしていただければ
web入稿から問題なくお受けしています。
⚠ただしグレースケールで普通に取り込むと内枠線(水色の線)消えずに印刷されます
内枠線が出ず、鉛筆やコピックの風合いが出るよう、データをご調整くださいませ。

どうしても鉛筆やコピックを使いたいけど、
自分でスキャニングは出来ない…という方は、苦肉の策として
「書いたものをコピー機で『モノクロ(黒一色)』でコピーする」
という方法があります。
再現はやはり出来ませんが、「コピックの原稿」より再現度はあがります。

~番外編~

Q.ノンブル…?分からないので書かなくていいですか?
A.お願いだから書いて、めっちゃ書いて。

原稿作成においてあまりにも当たり前の事なのでここに書くか迷ったんですが、
未だに毎月ご質問があるうえ、何故か結構な人がノンブルを書かずにご入稿下さる。
なんで…?😨

ノンブル=ページ数です。
これが無いと漫画のページが前後で入れ替わっていても気づけませんし、
イラスト本などは見開きでもない限りまずわかりません。
特に紙原稿は「ファイル名」も無いのでノンブルの記載は必須になります。

ノンブルが無い場合は封筒に入っていた順通りに作業をするのですが、
そうすると私たちは「順番が分からなくなる恐怖」と常に戦い続けることになります。
手が滑ったり風が吹いたりして1枚がひらりと落ちてしまったら最後、
その原稿がどこのページだったのか、確認する手立てが無くなってしまいます😱

デザイン上どうしても入れられないものは、原稿の余白や裏でも構いません。
必ずノンブルを書き込んでお送りくださいね。
ノンブルの数え方や総ページ数についてはこちらをどうぞ!🙌


いろいろと書きましたが、基本的には原稿の作り方って
市販の原稿用紙の外袋とかに使い方が書いてあります📝
当社でも原稿の作り方をご案内しておりますが、
凡そ内容としては変わらないものになっています。

よくよく読み込んでみると案外作成は難しくないのが紙原稿。
便利な時代なので、分からないことはスマホ📱で検索しちゃえば
この一問一答より分かりやすい図解が出てくるかもですね😆笑

それでも分からなければ、お電話などでご相談もお受けしています📞
紙原稿のことをきちんと理解して
印刷側も皆様もハッピーな紙原稿ライフをお送りましょ~!✨

anan

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はじめまして!栄光スタッフ・ananです。趣味のお絵かきをしつつ、皆さんの同人誌や印刷物を精一杯お作りしていきます(^▽^)

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